メールマガジン ホントに実践!インターネットマーケティング
2004/02/06発行 まぐまぐ 2,773部 + メルマ! 53部 + posbee 24部
第80回 カカクコム有料化?
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして誠にありがとうございます。
初めてのみなさま、数あるメールマガジンの中から選んでくださり、ありが
とうございます。
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リクルートの「アントレ特別編集『独立事典2004』」
http://www.recruit.co.jp/BI/magaplaza/mook.html
の「顧客のハートをつかむ巧いメルマガ発行術」というコーナーに、
弊社代表の山田のインタビューが、ナント全身の写真付きで掲載されて
います。
弊社のメルマガ編集方針も垣間見ることができますので、書店で見かけ
たらぜひお手に取ってご覧ください。
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■ はじめに
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弊社が運営している「買物じょうず」は、
●価格比較もできる、買物情報の口コミサイト
ということもあり、価格比較サイトの動向についてはこれまで何度も取り
上げてまいりました。
【バックナンバー】
第 2回 企画:目的は?利益は出るの?
第13回 価格比較サイトの今、そして将来
第14回 「買物じょうず」の特徴、そして今後
第31回 あの話その後 価格比較サイト
第51回 ディールタイムドットコム、日本でのサービス停止
今回は久々に、その話題です。
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■ カカクコムが全店舗から登録料徴収
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2月2日の日本経済新聞朝刊に、
「カカクコム、全店舗から登録料――サイトを刷新」
http://it.nikkei.co.jp/it/news/keiei.cfm?i=2004020106483j4
という記事が載っていました。
Quote---
> 価格比較サイト運営のカカクコムはサイトに掲載する全店舗から登録料
> を徴収する方式に切り替える。従来、登録はパソコンなど一部の商品
> 分野だけが有料で、約1000店舗のうち8割強が無料だった。全面有料化
> で収益源を増やす。販売に熱心でない店舗を排除し、サイトの質も高
> める。
> これまで課金対象外だった家電などの店から月1万円を徴収する。従来
> の対象店舗からは月10万円の徴収を続ける。当面の増収効果は年間
> 数千万円のもようで、2004年3月期業績への影響は限定的とみられる。
> 収入は店舗支援システムの開発などに充てる考え。
---Unquote
慌てて「価格.com」 http://kakaku.com/sku/branchshop.htm を見てみると
・システム利用料(1ヶ月) \10,000
・有料ジャンル参加料(1ヶ月) \0 or \40,000 or \90,000
となっています。
つまり、「価格.com」に情報を掲載するには、最低でも1ヶ月1万円、
ジャンルによっては10万円かかるということですね。
ちなみにネットレイティングス株式会社によると、
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/1027_2003ranking_j_final.pdf
Quote---
> 2003/10/27
> 東証マザーズ市場上場で注目される「価格.com」の利用者数が 200万人
> に価格比較サイト「価格.com」の家庭からの月間利用者数が202万人と
> なり、はじめて200万人を超えました。前年同月比で月間利用者数は
> 約70%増加しており、この1年間に最も成長したサイトのひとつと言え
> ます。
---Unquote
とのこと。
この利用者数、そして http://kakaku.com/sku/branchshop.htm に掲載され
ている
Quote---
> 商品情報に特化しているため、来訪ユーザーの目的は非常に明確であり、
> 購買意欲の非常に高いユーザーが集まっています。
> 販売価格を掲載することで、店舗ウェブサイトへの誘導リンクを得るこ
> ととなるため、『価格.com』での情報掲載がそのまま、集客・販売促進
> につながります!
---Unquote
といったことを考えると、まあ妥当かなとも思えます。
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■ 無料で広告宣伝できる時代は終わった?
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ここ数年感じるようになったのは、昔の「価格.com」のように無料で情報
掲載できる(つまり無料で広告宣伝できる)場が、どんどん無くなってき
ているということ。
一般のビジネスに近づきつつある、と言ってもよいかもしれません。
【参考】儲けてナンボ!電子商店
http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/free/COLUMNTOP/20010703/100163/
第68回 時間コストを無視できる"非営利電子商店"の魅力と限界
第67回 電子商店は"無料神話"から早く脱却しよう
第35回 広報宣伝費はホントにケチるが勝ちなのか?
そんな時代でも、「買物じょうず」は無料。
意外と、「価格.com」に1万円払いたくないショップが流れて来たりして。
(後略)