[053] インターネットサーバの回線変更

  メールマガジン ホントに実践!インターネットマーケティング

    2001/11/06(第1月曜日→第1火曜日発行) 1,726 部

  第53回 インターネットサーバの回線変更
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□ ご挨拶

みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして誠にありがとうございます。

初めてのみなさま、数あるメールマガジンの中から選んでくださり、ありがと
うございます。


■ 懲りずにまた

このメルマガの第47回でご紹介したとおり、私達は、今年の4月に
「買物じょうず」で使用しているインターネットサーバ(複数台で構成)の
うちの1台の引越しをしました。
(そのときの苦労話は第47回をご覧ください。)

そして先月の末、懲りずにまた、そのサーバの回線を変更しました。

具体的には、NTTコミュニケーションズの常時接続回線「OCN」から、
A社のBサービスへの変更、つまり回線とプロバイダの両方の変更です。

なぜ苦労するのが目に見えているのに、わざわざ変更を行うのか?
理由は、

 ・回線速度を向上する
 ・接続料金を減らす

の2つです。

もちろん私達の場合、

 ・その一連の作業を通じてノウハウを蓄積し、お客様の同種の要望に応える
  準備をする

という目的もありますが。
(自分達で実際にやってみないと、真のノウハウは蓄積できませんから。)

 


■ 段取り

前回の経験で、ある程度の段取りと、どのへんで問題が発生し易いかが見えて
いましたので、打てる手は早め早めに打ちました。

 ・NTTコミュニケーションズに、廃止希望日を連絡
 ・新しいプロバイダに、開通希望日を連絡
 ・NTT東日本に、「OCN」回線の廃止と、新しい回線の架設希望日を連絡
 ・e.t.t.

また、プロバイダがかわることから、「買物じょうず」のIPアドレスも変更
となりますので、

 ・その旨、「買物じょうず」の全会員へ連絡
 ・その旨、「買物じょうず」のトップページで告知
 ・タイミングを見計らって、ドメインレジストリの変更依頼
 ・e.t.t.

も、怠りません。

 


■ 回線がらみの問題

ほとんどの作業が前回の引越しのときと同じ作業でしたので、回線がらみでの
問題はほとんどありませんでした。

しいて挙げれば、NTT東日本の各担当者間の情報伝達不足。

上記を見ていただくとわかるのですが、今回NTT東日本には、

 ・「OCN」回線の廃止
 ・新しい回線の架設

をお願いしたわけです。

でも、実際は、電柱からサーバを設置している場所へ引き込む物理的な「線」
は同じ。
つまり、これまで「OCN」が使っていた「線」を、別のプロバイダが使える
ように変更するだけなのです。

その旨、NTT東日本の受付担当者には、くどいほどお願いしたのですが、
残念ながら(電話の応対からなんとなく予想はしていましたが)、そのことが
工事担当者に伝わっていなかったようです。

もちろん、それによって工事が困難になったわけでもありません
(というより工事担当者的には拍子抜けするほど楽になった?)
ので、特に問題もなく、無事工事は完了しました。

 


■ トラブル

今回は、実はこの後、問題が発生しました。

それは「ルータ」です。

前回は引越しだけ。
つまりその前後でプロバイダはかわりませんので、ルータも設定を少し変える
だけで済みました。

ところが今回は、回線とプロバイダの両方の変更だったため、ルータも新しい
ものに交換する必要があったのです。

そのルータ、プロバイダが動作確認済みのものを購入すれば何も問題無かった
のですが、買いに行った大型パソコンショップに、たまたま同じ物が無く、
同じメーカーの同じシリーズの1つ新しい世代の機種を買ってしまったのです。
もちろん「箱」に記載されている文言もざっとは読みました。

ところが・・・機能不足。
想定していた使い方ができないのです!
あれこれ設定を工夫してみたのですが、どうやってもダメでした。

しょうがないので、別のパソコンショップに走り、今度はプロバイダが動作確
認済みのものとまったく同じ機種を購入し、また1から設定し直しました。

この間、数時間。
サーバが停止していたわけですから、たくさんの利用者の方々にご迷惑をかけ
てしまったわけです。


●今回の教訓

ルータの細かい仕様は、マニュアルをしっかり読まないと、つまり「箱」に
記載されている文言だけではわからない。
そのため(今回のように)サーバ停止時間に余裕の無い場合は、パソコンショ
ップを何件回ってでも、プロバイダが動作確認済みのものを購入すべし。
次世代機が、必ずしも前の機器の仕様をすべて引き継いでいるわけではない。

 


■ 正しい手順

今回のようなインターネットサーバの回線変更作業は、通常は、次のようにな
ります。

(1) 新しい回線とサーバを準備し、環境を整え、全ての動作確認を行う
(2) 古いサーバ停止
(3) (1)から(2)までの間に変化のあったデータを移行
(4) 古いサーバ(回線)から自動的に新しいサーバ(回線)に飛ぶよう設定
(5) 新しいサーバ運用開始
※ (2)~(5)の時間はできるだけ短く!
(6) 数日間は、両方のサーバ(回線)を運用
(7) しばらくしてから、古い回線を廃止、古いサーバはバックアップ機として
待機

そうしなかったのは、それなりの理由があったから。
読者のみなさまの場合は、こちらの手順でやることを、強くお勧めします。

 


□ 10月のデータ分析

10/1~10/31 の総数のみご紹介します。
括弧内は先月の数字です。

 トータルアクセス数         : 34,791 ( 37,379)
 スタートからの累計アクセス数    : 455,894
 トータルページビュー数       : 314,030 (456,652)
 スタートからの累計ページビュー数  :5,749,861
 リンク先ショップへのアクセス    : 11,971 ( 13,276)
 うち法人メンバー様サイトへのアクセス: 451 ( 366)
 商品情報のリンク先へアクセス    : 2,984 ( 3,398)

10月は情報登録可能期間が短く、且つ回線工事でサーバ停止もあったため、
アクセス数は減少しました。
にもかかわらず、リンク先の法人メンバー様サイトへのアクセスが増えたので
すから、「買物じょうず」の看板効果が高まってきたと言えるのではないでし
ょうか。

この他の分析データは、「買物じょうず」の「ランキング」ページに掲載しま
すので、ぜひご覧ください。


□ 次回のお知らせ

次回は12月4日(火)発行予定です。
お楽しみに。

(後略)

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