Google アドワーズ広告 - ホントに実践！インターネットマーケティング

　メールマガジン　ホントに実践！インターネットマーケティング

　2002/12/04（毎月第１週目発行）　　まぐまぐ 1,802部 ＋ メルマ！ 45部

　第66回　Google アドワーズ広告
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□　ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして誠にありがとうございます。

初めてのみなさま、数あるメールマガジンの中から選んでくださり、ありがと
うございます。

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■　Google(TM) アドワーズ(TM) 広告って何？
■

（知ってるよ！という方は、次のパラグラフへジャンプ！）

日本のクローラーロボット型検索サイトのナンバーワンである Google 。
http://www.google.co.jp/

その Google で例えば『デジタルカメラ』というキーワードで検索実行する
のはどんな人でしょう？
おそらく、
　(a) デジタルカメラを買おうと思っている人
　(b) デジタルカメラを売ろうと思っている人
　(c) デジタルカメラに関わる仕事をしている人
といった属性があるはず。

そういった人達の目にできるだけ多く触れ、自サイトにアクセスしてもらうた
めにWeb担当者が日夜努力しているのが、サイト内容の充実と、
「SEO」(Search Engine Optimization：検索エンジン最適化）と呼ばれるテク
ニック。
今では「SEO」を代行する専門業者も存在します。

これはこれで、非常に大事。

でも、せっかく属性、つまりターゲットが絞り込まれているのですから、そこ
に広告を出すことができれば、より効果が大きいはず。
こういった電話のイエローページ的発想からできたのが、いわゆる
「検索キーワード連動広告」で、Google の場合、

　〇プレミアム・スポンサーシップ広告
　　 http://www.google.co.jp/intl/ja/ads/benefits.html
　　キーワードに連動して検索結果ページの上部に掲載
　　インプレッションベース（表示回数により課金）

　〇アドワーズ広告
　　 https://adwords.google.co.jp/select/
　　キーワードに連動して検索結果ページの右側に掲載
　　広告がクリックされた時だけ課金で安価、料金はオークション方式

という２種類の広告プランが用意されています。

なかでもアドワーズ広告は、

　・料金は、最初にアカウント開設費として500円、以降の広告料金は実際に
　　クリックされた分のみで、しかもクリック単価7円からと低価格

　・キーワード選定、コピー文作成、広告掲載タイミング、予算管理といった
　　広告出稿に関わる全ての作業を広告主自身が何度でも自由に行える

　・キーワードには、部分一致・完全一致・除外キーワード・フレーズ一致と
　　いった、豊富なバリエーションが設定可能

　・キーワードのクリック単価も広告主自身が設定でき、それとクリック率に
　　より広告掲載順位が自動的に変動

　・広告は、Google だけでなく、Yahoo! JAPAN、BIGLOBE、Excite といった
　　大手検索サイト（パートナーサイト）にも掲載される

といった特長があり、非常に注目されています。

　

■
■　実際に試してみると理解しやすい
■

アドワーズ広告についての説明は Google サイト
https://adwords.google.co.jp/select/
に詳しいので、そちらをじっくり読むのが一番なのですが、けっこうボリュー
ムもありますので、そのページの『はじめての方はこちらから！』をクリック
して試用（お金はかかりません）したほうが、概略をつかむには早いと思いま
す。

以下に戸惑いやすい点も合わせて解説しますので、もしよろしければこのメル
マガを読みながら一緒にどうぞ。

●ステップ 1/4：ターゲットとする言語と国

「言語と国」で「日本」を選択

●ステップ 2/4：広告グループを新規作成

(1) 広告原稿を作成

「広告グループ」という言葉は最初は気にしなくてかまいません。

広告原稿には、
　・見出し（全角12文字以内）
　・広告テキスト１（全角17文字以内）
　・広告テキスト２（全角17文字以内）
　・表示するURL
　・リンク先のURL
を入力します。

なお、正式な広告原稿をつくる際は「編集ガイドライン」は必読です。
見出しに感嘆符「!」を使えないとか、重複表現は不可といった
重要な情報が載っています。
ガイドライン違反については、ある程度のレベルまで自動チェックされま
すし、Google の担当者も常時監視しているとのことです。

(2) キーワード設定

どういったキーワードで広告を表示するかを決めます。
例えば上記の例で『デジタルカメラ』としてみます。

(3) ＣＰＣ（クリック単価）の上限を設定

クリック単価の上限（あくまでも「上限」です）を決めます。

ここで面白い（というかスゴイ）のは、例えば「7」円と入力して
「見積りを計算」した場合と、「100」円と入力した場合では、
　・（１日当たりの予想）クリック数
　・平均ＣＰＣ（クリック単価）
　・1日あたりの費用
　・平均掲載順位
が異なるという点。
これにより、予算管理が全部自分でできるのです！

また、キーワードによっても、各数値が異なります。
これにより、キーワード毎の人気度もわかるのです！

なお、キーワードに『デジカメ』を入力すると、
『日本での最小CPCは \200です』というメッセージが表示されます。
また試しにキーワード『マンション』を入力したら、
『日本での最小CPCは \181です』というメッセージが表示されます。

こういった超人気（＝高額）キーワードを設定するときは・・・
覚悟が必要ですね。

●ステップ 3/4：広告グループを新規作成

1日あたりの予算を設定します。
これにより、1ヶ月分の予算を1日で消化してしまうなどという事が無くな
ります。

●ステップ 4/4：お申し込み

ここで終われば試用、先へ進むと正式申し込みとなります。

　

■
■　なぜ掲載順位が大事なのか？そしてその決定のしくみ
■

同じキーワードで広告を出したい会社が複数ある場合、アドワーズ広告は自動
的に「掲載順位」付けします。これがなぜ大事なのか？

まず Google では、単純に画面の上から順番に表示します。
上にあるほど目立って効果が大きいというのは、感覚的にわかると思いますが、
下位でも全部表示されるだけマシです。

というのも、Yahoo! JAPAN では、同じ広告が「ダイジェスト」の「スポンサー
サイト」という段落（上から３段目）に表示されるのですが、ここには１～２
件しか表示されないようなのです。
つまり、掲載順位が低いと、せっかく日本一の検索サイト Yahoo! JAPAN に広
告を出すチャンスがありながら、出せないということになります。

同様に BIGLOBE では最上段に「PR」というマーク付きで表示されるのですが、
３件まで、Excite は「プロモーションリンク」という段落（上から２段目）
に表示されるのですが、これも４件まで。
どちらもそれ以下は表示されません。

せっかく広告を出稿するのですから、できれば全てのサイトに出したいですよ
ね。

では、その順位決定のしくみを見てみましょう。
順位（＝ランク）は、次の式で求められます。

　　ランク＝上限ＣＰＣ単価×ＣＴＲ（クリック率）

つまり、

　・ＣＴＲ（クリック率）が同じなら上限ＣＰＣ単価が高い方が上位
　　⇒予算次第
　　　アドワーズ広告は別名「キーワードのオークション」と言われています

　・上限ＣＰＣ単価が低くても、ＣＴＲ（クリック率）によっては上位
　　⇒クリックされやすい広告原稿をつくる

ということになります。

　

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■　ただいまアドワーズ広告出稿を実践中
■

何ごとも実践。弊社でも 11/20 から実際に広告を出稿しています。
まだ始めたばかりでデータも揃っていませんので、広告効果等は別の機会に。

実際に使ってみると、いろいろ不明な点や納得できない点があり、たびたび
Google に細かい質問をさせていただいているのですが、今のところ平日なら
24時間以内に回答があります。
スバラシイ！

それから、同様の質問が多いようで、管理画面ももうすぐバージョンアップさ
れるとのこと。
そういった機動性も、Good です。

　

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■　アドワーズ広告勉強会に参加したい方、いらっしゃいますか？
■

今回、アドワーズ広告の「さわり」をご紹介しましたが、この広告手法はなか
なか奥が深いようで、やり方によっては非常大きな効果が期待できそうです。

そこで、Google を運営しているグーグル株式会社のスタッフをお招きして、
アドワーズ広告の勉強をしようという企画があります。

具体的な話はまだ何も決まっていませんが、
　・場所は東京都内
　・１月か２月に開催
　・グーグル株式会社のスタッフによる講習と弊社実例の二部構成
といった感じです。

そこで読者のみなさまにアンケートです。

「勉強会やるんだったら声をかけて」という方がいらっしゃいましたら、
『アドワーズ広告勉強会に興味あり』
というタイトルのメールをお送りください。

このメールの数も、企画を進めるか否かの判断材料にします。
お待ちしております。

ということで、また来月。